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要旨:これらの助動詞の表す意味の違いを明示的に示すことは、極めて重要なことであるが、まだ解明されていない点も多い。今度では、これらのうち、とりわけ類似の意味を表すと思われる「らしい」と「ようだ」という形式をとりあげ、その表す意味について観察を試みる。両形式の活用と接続の似ていると違っているところを取り上げて、分析して、そして両形式の構文と意味のニュアンスの違いを分析する。 キーワード:助動詞;らしい;ようだ;差異
日本語は言語形態によって膠着語に属している。膠着語というと概念意味を表す言葉の前あるいは後ろについて、文法関係を表す言葉によってこの言葉の文法関係を表す言語である [1] 。 日本語の文法上の特徴はいくつある。たとえば、一つは、文の中の単語と単語の文法関係、そして単語の文法の働き、主に語順あるいは語尾の屈折変化によって決めるわけではなくて、助詞あるいは助動詞などの膠着成分で決めるのである。だから、こういう膠着成分すなわち助詞と助動詞は文法上にきわめて重要な働きを持っている。 もう一つは、日本語の文は一定の語順で並べいるが、述語は必ず文の最後に出るに決まっているが、主体と連用修飾語の語順はそれほど厳しい制限はなくて、こういう成分と述語の関係は主に助詞と助動詞によって決めるからである。 総合的にいえば、日本語の文を作る文法的規則は言葉を使う規則で、これを分析するのが大事なのである。中に助詞と助動詞と使用上の規則は文法の主な内容である。 助動詞は文を作って意味を表すのにそんなに重要な働きを持っているからこそ、助動詞の使い方と規律などを分析するのが大切なのである。助動詞は自立語のあとについて、活用のある付属語である。助動詞と関係表現は次のようなものが考えられる。ダロウ/マイ/ヨウダ/ミタイダ/ソウダ/カモシレナイ/ニチガイナイ/ハズダなどである。 |