要旨：アニメ機動戦士ガンダムシリーズ(以下略称ガンダム)は未来の戦争を描いたＳＦ物語として、1979年に誕生してから今までなおその人気衰えない。そして、その中に表れた日本人が戦争に対する態度もとても考える価値があると思う。本文はこのアニメに反映された戦争根源と反戦主義と反エリート主義、そして武士道精神を巡って、史実と結び付けて、日本人が戦争に対するさまざまな認識を考察する。

キーワード：　ガンダムシリーズ　戦争観

摘要：高达系列动画（以下简称高达）作为描写未来战争的科幻动画，从1979年诞生于日本至今一直经久不衰。高达中所表现出的日本人对于战争的态度，非常值得深思。本文围绕这部系列动画所表现出的战争根源、反战主义、反精英主义以及武士道精神，结合史实，探讨日本人对于战争的种种认识。

关键词：高达系列 战争观

　「機動戦士ガンダム」は、複雑な人間模様を描き出したドラマ性が高く評価されている作品である。初回放送から30年を経てなおその人気は衰えなく、戦争賛美でもなければ安易な「反戦」でもない、独特の戦争観は「ガンダム世代」と呼ばれる当時の視聴者達の戦争観に影響を与えたとされている。また「機動戦士ガンダム」のヒットは新たなアニメブームをもたらし、これに影響されたロボットアニメは、「機動戦士ガンダム」同様に登場人物や世界観の描写に力を注ぐことで高年齢層も意識した作品作りがなされるようになり、数多くの作品を生み出した。

日本人が制作した、未来の戦争について描いたSF物語にどんな戦争観が見られるのか。まず、ガンダムの誕生及びストーリーの設定について紹介する。それから、このアニメに見られた戦争の根源、反戦主義、反エリート主義と武士道精神を表現するいくつかの方面について分析するとともに、史実と結び付けて、日本人の戦争観を考察する。