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要 旨:日本と中国は一衣帯水の隣国で、ずっと昔から交流が続いている。ある国の文化や歴史を理解するためには、その国の伝統文化から調査するということが一番便利で、また速いと思う。伝統文化は一時の文化ではない、ファッション文化とまったく違うものである。伝統文化は長い時間に人間の中で存在している。千年、二千年、あるいは五千年以上も続いている。私たちは伝統文化の発展歴史の中で人類の文明発展の過程を知ることができる。伝統文化は国の象徴である。日本語を勉強するこの四年間で、さまざまなことを通じて、両国が文化における異同を実感している。言語勉強者にとって、言語の後ろに隠される文化を知っているこそ、その国を魅力を感じられる。各々の国の伝統文化は違うのである。だから、日本と日本人の本質を知るために日本の伝統文化を理解しなければならないと思っている。本論文の中で、私は両国の伝統文化の中の最も代表性のある行事----正月を窓口として、中日風俗に対するの検討を展開する。現在のファッション文化とは違って、正月は両国の最も代表性のある祝いとして、長い歴史を持っている。正月は人類発展の目撃者であり、国の文化象徴ともいえる。 本論文は、主として、五つの部分に分けて論じたのである。第一章では、研究目的と意義を述べ、先行研究を紹介することによって、この課題に関する研究現状を把握して、自分の論点を確立しておいた。第二章では、中日両国の新年を紹介する。第三章では、両国正月の食べ物、飾りと祭り活動の三つの面から正月の具体像を描いたうえに、それぞれの異同点を纏める。第四章は、主に本論文を総じて書いて、それにそれからの課題に関して自分の考えを書いてある。 中国と日本は古くから習俗の文化の上で密接な関係と交流を維持してきている。しかし、時が経つにつれて、両国は祝日の習俗の上でもいくつか変化が発生して、そこでたくさんの共通点と相違点が現れた。その中、中国の春節と日本の元旦の習俗の上からの比較を明らかにすることによって、いっそう明確に両国間の文化の吸収と融合、融合と発展の特徴を究明することができる。
キーワード:異文化、春節、正月、料理、飾り、祭り活動 |