【要旨】日本の儒学の中で、朱子学と陽明学は極めて代表的な存在である。特に陽明学は幕末以来、明治維新にも大きな役割を果たしたと言われている。陽明学に対する識者の関心は昔からあり、今も人々の注目を集めている。

　日本における陽明学に関する研究を通して、日本人の信仰をより深く理解することができる。では、陽明学はもともとどんな背景で生まれたのか、陽明学の思想はどんな部分からなっているのか、日本に伝わった陽明学は最初と比べてどんな違いが起こしたのか、さらに、陽明学は日本においてどんな影響を与えたのか、また世界哲学には、陽明学はどんな位置づけをしているのか、以上は本研究の主な課題である。

　本論はやり遂げられた先行研究を踏まえ、陽明学の創立者王陽明の生涯からみる陽明学の構成、日本の儒教の発展から見る日本の陽明学の誕生とその展開、中日における陽明学の比較、現代世界における陽明学の意義という四つの部分に分けて述べ、総合的に陽明学の発展とその機能を分析した。いろいろな資料を分析することによって、日本の陽明学について、歴史的に認識してきた。特に、特定の歴史的背景で陽明学の役割から陽明学の現代的機能がうかがえる。陽明学を解明することにより、現実では陽明学がどのように機能しているのかが分かった。

【キーワード】陽明学；儒教；新思潮；中日比較

【摘要】在日本的儒学中，朱子学以及阳明学可谓是代表性的存在。特别是阳明学从幕府末期到明治维新期间产生了极大的影响。对于阳明学研究，自古以来就有有识之士的关心，现在也仍吸引着人们的关注。

　　通过对日本阳明学的相关研究，可以进一步深入了解日本民族的儒教信仰。那么，阳明学是在怎么样的背景下产生，阳明学的学说到底由哪几部分组成，阳明学传到日本后和中国本土的阳明学之间又发生了怎样的变化，阳明学在日本产生了怎样的影响，在世界哲学史中阳明学又有着怎样的地位呢。以上是本研究的主要课题。

　　本文立足于已完结的先行研究，分为阳明学概述，日本阳明学的产生与发展，中日阳明学的比较，当今社会阳明学存在的意义等四大方面进行叙述，系统性地分析了阳明学的发展与前景。

　　通过分析大量的资料，对阳明学有了系统性的认知。从历史角度看待阳明学的发展，从地域角度看待阳明学的演变。特别是通过对阳明学在特定时代下产生的时效性看待提倡阳明学对当今社会的意义所在，看到了其发展的前景。

【关键词】阳明学；儒教；新思潮；中日比较