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要 旨:日本はアジアで最初に資本主義制度を創立した国家であるとともに、太平洋戦争を引き起こした国家であるが、第二次世界大戦後、また世界が注目する経済大国に変貌した。このとき、教育が重大な効果を発揮した。 日本の近現代教育は明治維新後に開始された。これ以前、日本の古代・中世の教育は大化改新期の教育、奈良・平安時代の教育、鎌倉時代~戦国時代の教育、江戸時代の教育を経験し、儒学と仏教を背景として学校が相当な程度に発展した。17世紀初め~19世紀中葉の学校は、主に武士階層の藩校と平民のための寺子屋である。その他に、民間の私塾と西洋文化に学ぶ蘭学も発展しまった。明治維新以前、日本国内には読み書きの能力を獲得した男子が40%で、女子が10%であった。 これにより、明治維新以後の教育が発展するため一定の基礎を打ち立てた。 明治維新期の教育改革は、日本の近代化に向かう過程中の全局面を左右する効果を発揮している。今回の教育改革は古い封建的な教育を資本主義の教育に改造し、日本の資本主義経済や教育事業の発展、及び民族文化のレベルと素質の向上を促進する作用がある。日本の近代教育の発展にも消すことができない影響を持っている。 日本の近現代教育の発展は、以下の四段階に分けることができる。つまり、明治維新後の教育改革の時期、国家の工業化実現の時における教育の大幅な発展の時期、第1次世界大戦後における軍国主義の氾濫時期、第2次世界大戦後における教育の回復と発展の時期である。 日本の明治維新は、日本史上で「大化改新」後の歴史的な転換と言える。明治政府は一連の改革を行なったが、教育改革はその改革中で重要中の重要事項である。文化や知識が低水準の民族、後進国家は、おしなべて近代社会に入りにくいので、教育は人民の持つ文化と知識の啓蒙・開化を促進することができる。同時に教育は人材を作る巨大な事業であり、近代教育を離れて、日本に欧米先進資本主義国家のような「文明開化」を実現させることはあり得ない。その意味で、日本の明治維新は日本の近代教育のスタート・ラインと言うことができる。
キーワード:明治維新 教育 改革 近代化 |