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要旨:古代の日本人は人の体の中には虫がいると信じていた。しかもその虫は回虫などの本当の虫ではなく、人間の気持ちを影響し得る虫である。虫は人の潜在意識と感情の変化に影響を与えて、人間の喜怒哀楽に係わっている。実は、古代の日本人のこの虫についての考えは中国の道教の「三尸」という説から由来した。一衣帯水の隣国であって、同じ漢字を使う国でもある中国と日本の文化における「虫」の意味と用法の異同はどうなるか。日本語の中のよく使われる「虫」に関する言葉を列挙して、日本語学科の学生のより良い理解と把握のために、その言葉の意味と用法を一一説明した。その上、幾つの中国語の中の「虫」に関する言葉を例として挙げて、日中両国語における「虫」についての用法の共通点と相違点を分析した。 キーワード:虫;潜在意識;慣用句;日中対照;日本語勉強
目次 謝辞 要旨 摘要 1 はじめに-1 1.1 研究の動機及び目的-1 1.2 研究方法-2 1.3 先行研究のまとめ-2 2 虫についての考え-3 2.1 日本人の虫についての考え-3 2.2 中国人の虫についての考え-4 3 「虫」に関する言葉-6 3.1 日本語における「虫」に関する言葉-4 3.2 中国語における「虫」に関する言葉-10 4 「虫」の用法の日中対照-12 5 終わりに-13 参考文献-14 |