要旨: お茶というものは中国に生まれ、中国で育てた飲み物である。茶の故郷は中国であり、史料によると、お茶は神農時代から起源し、今まで約5000年以上の歴史を持ている。全世界は約100個以上の国家と地区の人がお茶を飲むのが好きで、今各国の茶文化はそれぞれ異なっている。中日の交流につれて、お茶が日本に渡来して、今は日本人の日常生活に欠くことができないほど大きな位置を占めている。日本茶道は日常生活の行動と宗教、哲学、美学などと一体化し、総合性の文化芸術活動になった。現在茶道は日本人の生活に根ざし、茶を飲むことだけではなくて、礼法・作法をもって、独自の発展を遂げ「道」という伝統文化になった。茶聖と称せられた千利休は、茶の作法をより簡素化して、調和、敬意、清浄、静寂に重点が置かれた。これは茶道の提唱する根本精神で、「和」「敬」「静」「寂」の「四諦」とも「四規」とも呼ばれて、今なお人々に常に口にされている。茶道から見た日本人の精神は、しばしば「和」の精神といわれている。人と人の「和」だけではなく、人と自然の「和」も表われる。

本稿はお茶と日本人の精神を考察により、茶文化と茶道および茶道から見た日本人の精神を深く理解し、中日文化の交流もよく勉強になる。

キーワード：お茶；茶道；精神；和

目次

摘要

要旨

はじめに-1

1お茶の概観-1

  1.1お茶の起源-1

  1.2中日茶文化の交流-3

  1.3日本茶道について-3

  1.3.1茶道とは何か-3

  1.3.2茶道の歴史-4

  1.3.3茶道の流派-5

2茶道から見た日本人「和」の精神-6

  2.1人と人との「和」精神-6

  2.1.1客の作法から見た「和」精神-6

  2.1.2亭主の作法から見た「和」精神-7

  2.2人と自然との「和」精神-8

  2.2.1 茶室から見た「和」精神-8

  2.2.2茶道具から見た「和」精神-9

おわりに-11

参考文献-12

謝　　辞-13