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要旨:
「満韓ところどころ」は日本近代文学家夏目漱石が中国を旅行する記行文である。本論は漱石が1909年9月2日から10月14日にわたって「南満州鉄道会社」沿線を見物しながらその印象を記録して、大連と旅順を含まる。漱石が大連を旅行した時行ったことは満鉄総裁公邸、ヤマトホテル、日本橋、電気公園、中央試験所、射撃場、税関、南満鉄道会社であった。本論は夏目漱石の「満韓ところどころ」に出てくる大連地名のヤマトホテルとか日本橋などの五つのところを中心に、その場所・建築の流変の軌跡を実証的辿ってみる。 本論の構成はまず「満韓ところどころ」の相関的研究ことを紹介し、そして「満韓ところどころ」の中に順次に現われる地名を説明して、そしてその地名を詳細に考察した上に、これらの地方の過去と今の変更の軌跡を探ってみたい。次に「満韓ところどころ」の中の現われた歴史遺跡の役割を分析して、これらの歴史遺跡の価値を研究する。 最後は、日本の歴史文化遺跡を保護する方法を参考にして、当代中国の大連がどのように歴史遺跡を保護するか、またその役割を発揮することを明らかにしたい。 文献閲読法と実地考察法を採用しながら、大連の歴史文化遺跡の価値を探究し、そして現在の大連歴史文化遺跡の保護と発展する方法の鑑として提供したい。
キーワード:満韓ところどころ;大連地名;歴史文化;遺跡;価値;保護発展
目次 摘要 要旨 はじめに- 2 - 1 「満韓ところどころ」に関する先行研究と意義- 3 - 1.1 「満韓ところどころ」に関する先行研究- 3 - 1.2 本研究の目的と意義及び価値- 4 - 2 「満韓ところどころ」に出てくる大連名所の考察- 6 - 2.1 代表的大連の名所- 6 - 2.2 資料未詳の地名- 11 - 3 歴史文化遺跡の価値- 13 - 4 文化遺跡の保護と発展- 15 - 4.1 日本の文化財制度について- 15 - 4.2 文化遺跡の保護と発展- 17 - おわりに- 20 - 参考文献- 21 - 謝 辞- 22 - |