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要旨
現在までに、アスペクトに関する研究は多く、特にテンスを含めたものは数多くある。早期におけるアスペクトの研究は金田一(1950、1955)、高橋と奥田(1977、1978)が最も代表的なものであるといえよう。その後は寺村(1984)、工藤(1995)、 修刚(2001)、 孙敦夫(2010)などが挙げられる。まず、アスペクト研究において、動詞は不可欠なもので、文法的アスペクト対立が抽象的なものであるがゆえに、語彙的意味のタイプに応じて具体化されるので、動詞分類は重要な意味を持つ。そこで、本稿では次の問題について考察したい。第一、連体修飾節におけるスル形とシテイル形のアスペクトの対立はどんな場合において中和現象が起こるのか。第二、その中和現象が起こる連体修飾節における動詞がどんな特徴を持っているのか。 キーワード:中和現象、連体修飾節、動詞、アスペクト、スル形、シテイル形
目次 要旨 中文摘要 第一章 はじめに-3 1.1研究動機-3 1.2 動詞分類と本稿の目的-4 第二章 先行研究における中和現象-5 2.1 時間限定性について-5 2.2 動作主体の無意志的について-5 2.3 人称について-6 2.4 動詞の無界性について-6 2.5 その他-7 第三章 連体修飾節における動詞の種類による中和現象-9 3.1外的運動動詞-9 3.2内的情態動詞-13 3.3 静態動詞-13 第四章 結びと今後の課題-14 4.1結び-14 4.2、今後の課題-15 参考文献-16 |