要旨

 日本耽美主羲文学の代表作家である谷崎潤一郎は、明治、大正、昭和の三つの時代、五十五年にわたる創作歴を持ち、多作の作家である。『細雪』は彼の後期の代表作の一つであり、谷崎の「古典回帰」という美的趣味を代表する典型的な作品でもあった。本文は谷崎潤一郎の代表作『細雪』に基づいて、谷崎潤一郎の耽美主義の特徴を分析し、それに、社会、個人などの角度から、その特徴を生み出した原因を探した。『細雪』の解読を通じて、作者が明らかにしようとしたことを分析し、谷崎润一郎の創作意義を更に深く理解しようと努めた。

キーワード：谷崎潤一郎、細雪、耽美主義、理念、描写.

目次

要旨

中文摘要

1．はじめに-1

1.1谷崎潤一郎の耽美主義-1

1.2先行研究と目的-1

2. 谷崎潤一郎の生涯と作品-3

2.1　谷崎潤一郎の生涯-3

2.2　谷崎潤一郎各時期の代表作-3

3.『細雪』から見る谷崎潤一郎の耽美主義-4

3.1　『細雪』の創作背景と内容-4

3.1.1　『細雪』の創作背景-4

3.1.2　『細雪』の内容-4

3. 2  『細雪』中の耽美主義-4

3.2.1『細雪』の伝統の美-4

3.2.2『細雪』の女性の美-6

おわりに-7

参考文献-8