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要旨
周知のように、日本語学習者が日本語を勉強するとき、モダリティに関わる表現を習得するのは難しい。本稿では、先行研究を踏まえながら、「わけだ」と「はずだ」の使い方について分類し、比較する。そして、アンケート調査という方法を通じて、そこに潜めている誤用原因を分析し、類似表現を習得する際の注意点を纏める。その上、「はずだ」と「わけだ」の習得にどのような示唆が得られるのかを探求する。今回の調査によると、正確率は低く、「わかだ」と「はずだ」のような類似表現の習得は不十分だとわかった。特に、「はずだ」の誤用は多く、「わけだ」の使用を回避する傾向もあった。
キーワード:モダリティ、わけだ、はずだ、類似表現
目次 要旨 中文摘要 1、はじめに-1 1.1先行研究-1 1.2本稿の目的と方法-2 2、本研究における「わけだ」と「はずだ」の分類-3 2.1 「わけだ」に関する分類-3 2.2「はずだ」に関する分類-5 2.3「はず」と「わけ」の取り替える可能性に基づく分析-6 2.3.1話し手の結論と主張を表す用法-6 2.3.2原因、理由を表す帰結用法-6 2.3.3、話し手の理解を表す用法-6 2.3.4 捉え直し用法-7 2.3.5 派生用法-7 3、調査内容-8 3.1調査対象-8 3.2調査方法-8 3.3質問用紙の作成-8 3.4分析方法-8 4、結果分析-9 4.1誤用が頻繁に生じる原因-9 4.2日本語教育への示唆-10 5、おわりに-12 5.1まとめ-12 5.2今後の課題-12 質問用紙-13 参考文献-14 |