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要旨:2006年、中森明夫は『お宅の研究』という本で「ある物事、その出現から社会に十分に影響を及ぼすまでには何世紀の歳月がかかるかもしれないが、もしかしたら数年しかかからない。」を提出した。「宅」という概念はごく近年、テレビやインターネットの普及にしたがって、もうすっかり私たち若者の生活の中に入り込んできた。それがゆえに、「宅文化」については、我々はかえってあまり知らないのである。 「御宅族」という言葉はもっとも早く日本に現れたのである。1980年代に、コミックアニメ、流行アイドル、電子ゲームそしてコンピューターなどの分野に小規模な同好会のような組織が現れた。もっと前に遡ると、20世紀の70年代に日本に現れた「竹の子族」がそもそも「御宅族」の前身と見られた。 「腐女子」とは「婦女子」をもじった言葉で、男性の同性愛を描写した作品を好む人や自分の好みの男性同士の恋愛を妄想する趣向がある女性のことである。 本稿は、単純に「宅文化」と「腐女子」を紹介するものではなく、一番の研究したい問題は「宅文化」と「腐女子」が社会におけるの影響、及び「宅文化」が流行する原因である。 キーワード:宅文化; 御宅族; 腐女子; インターネット; 論争
目次 要旨 中文摘要 1はじめに1 2「宅文化」の文化現象.1 3「宅文化」の出現と発展.2 3.1「宅文化」の定義 3.2「宅文化」の発展 4「宅文化」と「腐女子」の関係.3 4.1「腐女子」の発展史 4.2「宅文化」 と「腐女子」についての論争 4.3「宅族」、ネット消費文化のリーダー 5「宅文化」が流行する原因4 5.1外在原因 5.2内部原因 6結論 .6 7終わり .6 参考文献. 7 謝辞.8 |